ごあいさつ



「あなたは慢性骨髄性白血病です」
そう告げられたのは平成24年、当時20歳の春でした。

子供も居て、ごく普通の平穏な日々を過ごしていた私にとって、まさに青天の霹靂でした。

幸いにも服薬での治療でコントロールできる病期であった為、骨髄移植は行わず分子標的薬を服薬しながら日常生活を送っております。
現在は私もこの病気を何とか受け止めて患者会や交流会、そして講演会に参加し、多くの患者さん達と出会ってきました。

学生の患者さん・小児患者をもつご両親・家族を亡くしたご遺族の方・現役世代の患者さん・ご年配の患者さん、数え切れない程多くの方々と出会いましたが、皆さん前を向き、地に足をしっかりつけ、今を生きていらっしゃいました。

皆さんの「がん」へのイメージってどんなものですか?

慢性骨髄性白血病と告げられるまで私は、がんに対し「死」や「恐怖」、「痛み」「苦しみ」を連想していました。
そして暗い人生になるんだろうな・・・と思っていました。

確かに、死・恐怖・痛み・苦しみ、全て経験しました。
辛く挫けそうになる日もありました。

しかし、暗くはなっていない。
むしろこの病気が私の考え方、生き方を変えてくれたのです。
今は、皮肉な事にこの病気へ感謝しています。

がんは人を脅かすだけではない、違う「ちから」も持っています。
がんと向き合った人だからこそ知る事って沢山あると思います。

ただ、そう気付けるのは患者さんが病気と向き合える環境に立っていること。

これが何よりも大切だと思っています。

本会ができる事は最大限に考え活動していきたいと思っております。
そして、クオリティ・オブ・ライフを意識しながら歩み続ける患者さんを日向の会は全力で応援いたします。

最後になりましたが、私にも大切な子供がいます。
「大好きな我が子の孫の孫の顔が見れるまで笑って生きてやる!」
これが私の人生の最大の目標です!

日向の会 代表 柴 美穂(しば みほ)

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